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発売から8年が経つDP1 Merrillを今更ながら購入してみました

こんにちは、Zabilioです。

先日、DP1 Merrillを購入しました。DP Merrillシリーズは2013年にDP2 Merrill、2014年にDP3 Merrillを購入していたので、6年の時間差でようやくMerrillシリーズをコンプリートできました。

 

zab-log.hatenablog.jp

 

このカメラ自体は2012年に発売されているので、発売から8年経過しています。さらに後継機のdp Quattroシリーズも発売されているので完全な型落ちですが、今でもよく使っているDP2 Merrillの画質でもっと広角な範囲を撮りたいと思い、中古で購入。

発売から8年経過しても使ってみるとやはり楽しかったので、勢いで記事を更新してみることにしました笑

勢いで更新しているので駄文になりそうですが、興味のある方はご覧いただけると嬉しいです。

DP1 Merrill

 

DP1 Merrillについて

今回購入したDP1 Merrillは、SIGMAが発売しているカメラのシリーズで、「Foveonセンサー」というセンサーを搭載しているカメラです。

 

 

ご存じない方のために素人なりの解説を入れると、一般的なカメラに搭載されている「ベイヤーセンサー」が同一平面上に並んだ画素にRGBの役割を分担させてカラー画像を生成するのに対し、FoveonセンサーはRGBのセンサーが3層に配置され、1画素でRGBのすべての色を取得できるという特徴があります。

www.sigma-sein.com

そのため、ベイヤーセンサーがセンサーで取得した信号を補完して画像を生成するのに対して、Foveonセンサーは各画素ですべての色を読み取れているのでそのような補完処理を行う必要がありません。

この特徴から、コンパクトなボディに8年前の当時では異質とも言える4700万画素を搭載しており、出力される画像を見ると今でも楽しくなってしまいます。

ただし、垂直にセンサーが並んでいるためか、高感度に極端に弱いという大きなデメリットがあります。実用に耐えるISOは400とも言われていて、とても現代のカメラとは信じがたい感度です笑

このデメリットを飲み込んで条件がうまくハマると、Foveonの特徴を活かした素晴らしい画像が出力されるというわけです。

ちなみに、現行のFoveon Quattroセンサーは更に進化して4:1:1の配列で効率的に輝度情報と色情報を取得し、データの肥大化を防ぎつつFoveonの質感表現を両立しているとのことです。

photo.yodobashi.com

 

 

 

早速撮ってみました

お店の中

購入してから早速持ち出したのですが、遠くに撮りに行くというわけにもいかず、最初に使ったのはカフェの中でした。

食べ物は食べログに投稿するためにちょくちょく撮るのですが、撮るときはいちいち現像をしたくないので、この項の写真は撮って出しです。

普段使っているライカCLの代わりになるかな〜と思いつつ、試しに撮ってみました。

お店の中 f2.8 1/25sec. ISO400

店内を撮ってみた写真です。画角がiPhoneのメインカメラと同じなので、慣れていて使いやすく感じます。日の光がある程度入る環境でしたが、ISO400まで上がってシャッター速度は1/25秒と、少し長めでした。

経験的にISOは400を超えるとザラザラし過ぎるので、これ以上はシャッター速度を稼ぐか暗くなるのを容認するしかない…。

コーヒーとケーキ f2.8 1/50sec. ISO125

手元の料理を撮ってみたところです。手元の方が暗いかと思いきや、プログラムオートの設定ではISOが下がってシャッター速度も短くなりました。(料理は暗くなりましたが)

夜の店内でもISO400である程度写ってくれれば、食べログ用として日常的に持ち歩くカメラをこれにしても良いのかもしれないけど、果たしてそこまでいけるかどうか。。。

現状この画角のレンズはライカCL用に使ってるVARIO−ELMAR TL F3.5−5.6/18−56 ASPH.しかないんですが、このレンズは大きくて普段持ち歩くにはやや大きい印象になってます。

Elmarit TL 18mm/f2.8とか、いっそリコーのGRとか買ってしまえば良いんでしょうが、お金は有限ですorz

ちょっと不便でもしばらくDP1 Merrillだけ持ち歩いてみて、厳しい条件でも頑張ってみるというのも楽しいのかもしれません。

外で使ってみた

次は外で使ってみた写真です。以降の写真はSPP(SIGMA PHOTO PRO)→Lightroomで現像してます。

DP2よりも広く写るので、写したいものが入りきらないということが少なく、使いやすい印象です。

 

広すぎて持て余すかと思ったけど、今のところあまりそうでもないように感じています。要素が多い環境だと苦労するのかな。

f8 1/200 ISO100
f7.1 1/250 ISO100

あおると空と雲がキレイ。Foveonは夜景×三脚ばかりになってたけど、日の出てる外なら結構片手でパシャパシャ撮れますね。

サクッと撮った写真でも、拡大してみると緻密に写っていてやっぱり楽しくなります。

再び室内

再度飲食店の中です。

f4.5 1/60 ISO100

日中の窓際だったことに助けられたか、室内のランプもISO100で撮れました。Foveon=室内手持ち無理って思いすぎてたかも。

f2.8 1/20 ISO400

これは深夜に室内で撮った愛用の手帳です。この辺になってくると結構慎重に撮らないとブレが心配でしたが、なんとかまだ手持ちでいけました。

ちゃんとした蛍光灯なら大丈夫みたい。DP2 Merrill使ってて撮れないパターンが多い記憶があったけど、照明控えめの店内だと撮れないということだったのかな??

普段使っていてただでさえ愛着のある手帳ですが、革の目などは肉眼で見るよりもその質感が精緻に見えている気がして、見ていて楽しくなります。

DP1 Merrill + AML-2

最後に、DP2 Merrill用のクローズアップレンズAML-2を装着してみました。

もともと画角が広角な成果、実際に寄れるようになっても寄っている感が乏しいような感じはします笑

DP1 Merrill+AML-2[/caption]

とはいえ、DP2 Merrillとアクセサリーを共有できるのは嬉しいところです。

DP1 Merrillの口コミなんかを見ていると、リコーのワイドコンバージョンレンズを併用して換算21mmの画角で使っている人も多いみたいなので、そちらも試してみたいな、などと思っています。

まとめ

発売から7年近く経つDP1 Merrillを今更ながら購入してみました。

幾つかの状況で使ってみたところ、以下の感想を持っています。

  • 換算28mmという画角が使い慣れていてサクサク撮れる
  • 懸念していた暗い環境も(今のところ)なんとかなってる
  • レンズが小さくて持ち歩きが楽ちん
  • ミニ三脚も忍ばせておけばちゃんとした風景も撮れそう

しばらく携行して愛用していきたいところです。

最後までお読みいただきありがとうございました。