Pelikan スーベレーンM400を購入しました
こんばんは。Zabilioです。
先日、「万年筆がほしい」で万年筆を購入しようとしていることを記事にしましたが、実はこの翌日、万年筆を購入しました。
購入して1ヶ月以上経つので、使ってみた感想を書いてみたいと思います。
Pelikan スーベレーンM400 (EF)
購入したのは記事内で触れたとおり、PelikanのスーベレーンM400 (EF) です。
スーベレーンのシリーズはM300, M400, M600, M800, M1000と種類があります。(M405などありますが、ここでは省略)
数字が大きくなるほど軸が太くなるのですが、私は持ちやすそうなM400を購入。金額的にもM400が最も安価でした。(それでも税込みで4万円以上しましたが…)
ずっと欲しい欲しいと思いつつも、金額に躊躇して購入していませんでした。そのため、購入して所有しているという時点でやや満足感があったりします。
以下に長所と短所に分けて感想を書いてみます。
購入してよかった点
所有欲が満たされた点
先にも述べたとおり、長らく欲しい欲しいと思っていたので、購入できた時点でまず満足感が得られます。
気になってしまった時点で、使ってみないと若干の関心を惹かれ続けてしまう状況にあるわけなので、買ってしまってスッキリした、というのが正直なところです。
書き味が柔らかい
これを購入する前に使った万年筆は、PILOTのPRERAとkakunoだったので、どちらもステンレスのペン先でした。
自分が使うのはEF(極細字)なので、筆圧が強くなる瞬間でペン先にカリカリとした感じが走り、これが気になる点でした。
今回のペン先は金であるのでこの感覚が解消されるという情報だったのですが、情報通り、不快感のない書き味でした。
インクがスルスルと紙にのる
以前使っていたPRERAに比べ、よくインクが流れる印象があります。サクサクと勢いよく書いても十分な量が流れているので、思うまま筆を走らせたいときには良いかと思っています。
買って残念だった点
手帳のペンホルダーにささらなかった点
私は手帳にPLOTTERのレザーバインダーを使っています。
これに純正のペンホルダーをセットしているのですが、これにスーベレーンM400を挿そうとすると、うまくささりませんでした。正確には、挿せるけれども抜くのが大変、というところでしょうか。
この辺はリサーチ不足でした。月間カレンダーやデイリーリフィルなどには手持ちの4色ペンをメインで使うつもりではあったのですが、もう1つのノートとして使っているPLOTTERのバインダーで使えればと考えていたため、PLOTTERのサイズに合わないのはやや残念なポイントとなってしまいました。
線が思ったより太い
これについては、「海外製の万年筆は、たとえ同じ太さであってもPILOTの(日本製の?)万年筆よりも線が太くなる」という話を情報として聞いていて、その上で自分で試し書きをして理解しているつもりでした。
ただ、いざPLOTTERのバインダーに字を書いてみると、A5サイズの紙に書くには先が太くて紙面がやや窮屈に感じていしまいます。
店舗で試筆をしたときはあくまで紙の上に目的の無い線を書いた印象で捉えていたのですが、いざ限られたスペースの中に自分の考えを書き出そうとすると、もう少し細かい字を書きたくなったというのが正直な感想です。
線と線の隙間を可能な限り追い込もうともするのですが、長所で上げたインクフローの良さが仇となってしまい、失敗すると字が潰れてしまいます。
私と同じように初めてのメーカーの万年筆を購入するときは、自分が書く対象となる紙を予め持っていて試し書きをしたほうが確実かもしれません。
トータルとしては満足していない
残念だった点の項に入って写真がふんだんに出てきたのでお気づきかもしれないのですが、万年筆を購入した結果、所有欲は満たされましたが、使用するという観点ではあまり満足感を得られませんでした。
その理由は、使おうと思っていたPLOTTERのリフィルメモパッド上で線を書くには字が太すぎたことです。
いざ線を書き始めると満足感は高いため、活躍できる別の用途をあてがえればこの感想はひっくり返るのではないかという気がしています。
ただ、現状の用途であればPILOTの万年筆でEFの字幅が自分にはあっているのかな、というのが正直な感想です。
併せて購入してみた革のペンケースや、万年筆本体の「モノとしての良さ、使用感の良さ」は非常に気に入っているため、何らか用途をあてがいたいところです。
購入を検討している方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。