手帳の使い方にバレットジャーナル要素を加えたい
こんにちは、ザビリオです。
先日、「手帳で夢をかなえる全技術」の要素を取り入れてからの手帳の構成を紹介した記事を更新しました。
その記事の最後に書いたとおり、しばらく使っていると、以前使っていたバレットジャーナルのあの自由度が懐かしくなってきます。
そこで、今回はバレットジャーナルと現行版の使用方法とのメリット・デメリットの比較をしてみようと思います。
※繰り返しですが、ここでいう「現行版使用方法」とは、前回の記事で更新した使用方法になります。その中身は前回記事を御覧ください。
長所と短所の比較
バレットジャーナルと現行版の使用方法について、以下の表のように長所と短所を整理してみました。
バレットジャーナル | 現行版使用方法 | |
---|---|---|
長所 | ●すべての情報を詰め込むスタンスなので、1冊で情報を完結させることができる ●絵を含めて自由に書けるので、見返すのが楽な印象 ●パラパラめくると情報が時系列に並んでいるので、考えたことが蘇りやすい ●(綴じ手帳・リフィルメモパッドを使えば)冊子として保存できる |
●価値観・ビジョンなど、個別のページを作りやすい ●あとからでも自由に順番をカスタマイズできる ●デイリー・ウィークリーのフォーマットを予め印刷できるため、記入時間の時短になる |
短所 | ●基本手書きになってしまうため、ルーティンタスクや日々繰り返し記入する内容の記入に時間を要する ●(リフィルメモパッドを使う場合)ページが半端にバラけてしまう |
●現状ではデイリーページに見開き2ページ固定なので、ボリュームのあるメモは別で記入する必要がある ●別カテゴリに自由ページを作るなどする場合、バインダーの容量も必要になる(PLOTTERでは難しい) ●別カテゴリに自由ページを作ると、情報が離散的になる ●パラパラめくっても変わり映えしないページが続くため、見返すモチベーションがバレットジャーナルよりも少ない |
こう書くとバレットジャーナルのほうが長所の項目数が多く、現行版の使用方法の方が短所の項目数が多いため、バレットジャーナルのほうに理があるように見えてしまいます。
しかし、実際のところは「価値観」「ビジョン」などのページを更新したいタイミングで差し替え、日々アップデートしていくことができるという点は「1項目」としては表しきれない利点があると感じています。
そういう意味では、過去に公開した「Evernoteでのバレットジャーナルの作り方例」で紹介した方法が価値観などの項目を含みつつ、バレットジャーナルの要素を取り入れた内容であったりします。ただ、絵を描こうとするとツールを選ぶ点や、パラパラとめくれないという点にデジタルの不利な点があります。つまり、私個人の好みとして「アナログ要素が欲しい」という要請があったりします。
自分がやりたいことを考える
上の表を作った上で、自分にとって必要なニーズを以下の通り抽出してみました。
- 価値観・ビジョンなどを格納することができる
- 価値観・ビジョンなどを好きなタイミングで入れ替えることができる
- 絵や図などを含め、その日書き留めたメモも時系列で並べたい
- 保存したものを後でパラパラと時系列にめくって見れるようにしたい (情報の格納場所が離散的ではない)
- デイリー・ウィークリーなどの繰り返し記入するものを印刷できる、または簡単に記入できる仕組みがある
ざっとこのような形だと思います。短所に挙げた点は、相対する手法の長所がカバーしているため、長所を抽出する結果となりました。
どのような形にするか
先に挙げた項目を見る限り、必要とする要素はそう多くなさそうなのですが、全てを共存させるという点に難しさがあるという状況です。
この次の構成として、以下のような要素で運用してみようかと思っています。
- やりたいことリスト
- やらないことリスト
- 役割リスト
- 価値観リスト
- ミッションステートメント
- 10年逆算シート
- 年間計画表
- 3ヶ月計画表
- 月間カレンダー
- バレットジャーナル用ページ (2mmグリッドのフリーページ)
こうすることで必要とする要素の多くをカバーできそうに感じています。
カバーできない要素は、「デイリー・ウィークリーなどの繰り返し記入するものを印刷できる、または簡単に記入できる仕組みがある」という要素です。
試してみて慣れてきたら、週末・月初のレビューのタイミングで印刷したページを挟み込むことを考えていますが、余白が多くなり過ぎそうでデイリーに関してはすべて手書きでカバーする必要があるのかな、などと心配しています。
まずはやってみないと始まらないので、しばらく運用して改善すべき点をあぶり出していきたいと思います。
皆様の手帳づくりの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。