最近Momentのレンズについてばかり更新していて、手帳のことを全然更新していませんでした。
さかのぼっていると、手帳の使い方で前回書いたのはこの記事でしょうか。
当時は「メインの手帳があって、その一部をPLOTTERに移して持ち運ぶ」というイメージで使用していました。
ところが、現状では「メインの手帳」なるものはほぼほぼ只のストレージと化しているため、実質的にはPLOTTER1冊で完結できているような気がします。
せっかくなので最近の使い方を改めてまとめておこうと思います。
使っているツール
私が使っているのは、大きく分類して「持ち運ぶ手帳バインダー」と「ストレージ」になります。
バインダー
バインダーに使っているのはPLOTTERのA5サイズレザーバインダーです。
PLOTTERのレザーバインダーはリング径が小さくて持ち運びやすいのがメリットですが、その薄さゆえに容量が小さいのがデメリットになります。
A5サイズの手帳を使う場合、厚みのある手帳を持ち運んでいるとかなり目立ってしまうため、持ち運んだり外で使う際のメインとしてはこの手帳を使うことにしました。
ストレージ (保管用バインダー)
PLOTTERだけでは色々と放り込むには容量が少ないため、基本「1週間分」を目安に土日で中身の入れ替えを行っています。
当初は「メインの手帳」と称して2ヶ月分をストックする30mmリングの手帳を使っていました。しかし、メインの手帳を持ち歩かないことと、最終的には1年分のリフィルをを保管する保管用バインダーに移すことを考えると、「メインの手帳」なる立ち位置の手帳は不要だなと思うに至りました。
保管用のバインダーに使っているのはAshfordのバインダーです。
2020年の感じだと、薄いリフィルを使えばなんとか1年分が収まるかなというくらいの収容量でした。
以前はPLOTTERのリフィルストレージを使っていたのですが、こちらはリングではないためパラパラと見返すという用途には使いづらく、どちらかというと雑多に書き溜めたアイディアをストックしてふとした時に探し出す用途に適しているのだろうと思います。
実際にははメイン手帳 (せっかく持っているのでお役御免にしづらい笑) を使っているのですが、実態としてはPLOTTER + 保存用バインダーだけで完結できてるという状況です。
手帳の構成
現在使用している手帳はA4サイズのPLOTTERレザーバインダー1冊です。
手帳の構成は冒頭で挙げたブログ記事と変わらず、以下の通りの構成です。[ ]内は参照元の手帳や手帳関連書籍等です。
- やりたいことリスト / やらないことリスト [逆算手帳]
- ライフビジョン [逆算手帳]
- 役割の明確化 [フランクリン・プランナー / 手帳で夢をかなえる全技術]
- 価値観の明確化 [フランクリン・プランナー / 手帳で夢をかなえる全技術]
- ミッションステートメント [フランクリン・プランナー / 手帳で夢をかなえる全技術]
- 10カ年計画(ビジョン) [逆算手帳 / 手帳で夢をかなえる全技術]
- 年間計画 [手帳で夢をかなえる全技術]
- 3ヶ月計画 (四半期目標) [手帳で夢をかなえる全技術]
- 月間カレンダー [PLOTTERの市販品]
- 週間リフィル + 月間目標と振り返り [手帳で夢をかなえる全技術]
- デイリーリフィル [手帳で夢をかなえる全技術]
項目で挙げると多いんですが、週間リフィルは1ヶ月分、デイリーリフィルは1週間分だけを綴る形にすれば、PLOTTERバインダー1冊で収まっています。
逆算手帳は2021年現在は最新年度のものが販売されていないらしく、詳細を知りたい場合は書籍などから内容を確認する形になると思います。
その他の書籍等は以下です。
各リフィルの使い方
ここでは先に挙げた各リフィルをどのように使っているか書いてみようと思います。
やりたいことリスト / やらないことリスト
これは逆算手帳で登場する、「やりたいことを100個リストアップする」というシートです。
無理矢理にでも100個やりたいことをリストアップして、その過程で自分の中で大事にしている価値観がどんなものかを掴むためのもののようです。
同時にタスクリストとしても機能して、達成できた「やりたいこと」を派手に消すことで達成感を味わうという役割もあるようです。
私はNumbers (ExcelのMac版) であらかじめ入力したものをA4で印刷して挟んでいます。
「やらないことリスト」も同様で、「自分がしないと決めたこと」を紙に書き出し、手帳に挟んでおくというものです。
これも価値観を掴むのに役立つほか、手帳に挟んで形にすることで「手帳に書いたから、これは我慢しよう」などのように自分を自制するのにも役立ちます。
ライフビジョン
ライフビジョンはやりたいことリストを書ききった上で感じた自分の中のスタンスを、「ライフワーク」「学び」「仕事」「楽しみ」「お金」「健康」「人間関係」「ライフスタイル」の項目に分けて記載するシートです。
フランクリン・プランナーでいうところの価値観リフィルやミッションステートメントと通じる内容になっている気がするのですが、若干考え方に違いがある気がしていて自分にどちらが合うか試す意味でも今は両方使っています。
役割の明確化 / 価値観の明確化 / ミッションステートメント
役割のリフィルでは、「技術者」「父」といった、自分個人がもっている役割を記入して、その長期的な目標 (「こうありたい」的なイメージ) を記入するシートです。
これもできるできないは別として、役割ごとに理想像を書き下しています。
価値観リフィルも同様のレイアウトで、自分の持つ価値観とその説明文を書き下すシートとして作っています。例えて言えば「楽しんで生きる」といったような、概念的なもの(スローガンみたいなもの?)を価値観としてあげ、もう少し詳しい内容を説明文として書き下す格好です。
ミッションステートメントは、自分が書き出した価値観を踏まえた、自分に対する宣言的なもので、特に「こういう形がよい」というようなフォーマットは無いみたいです。
なので私の場合はテキストベタ打ちで書いています。
「ライフビジョン」と「役割 / 価値観 / ミッションステートメント」のリフィルは内容としては似ているのですが、ライフビジョンは6つの要素に偏りが無いよう、シンプルに書き出すような形態であるのに対し、「役割 / 価値観 / ミッションステートメント」は自分が大事と考えるものを集中的に掘り出すという違いがあるように感じます。
10カ年計画 / 年間計画 / 3ヶ月計画
計画というとかなりハードルの高いもののような気がするのですが、10カ年計画ではホラを吹いてもいいから「こうありたい」という10年後の姿を役割ごとに設定し、途中に必要と思われるマイルストーンを年度ごとに配置するという形で作っています。
ついでに、10年計画の裏面には「こうなりたい」的なイメージの写真をネットから拾ってきて貼り付けるという、いわゆる「コラージュページ」のスペースにしています。
年間計画と3ヶ月計画は「手帳で夢をかなえる全技術」の著者の方が会員サイトで配布されていたものに少し手を加えた形で使っているので写真は割愛しますが、基本的に本に記載された通りです。
それぞれ1つ上の計画で設定した目標をさらに細かく分割していくのに使っています。
例えば年間計画は10年計画で設定した中の今年度分の目標を抽出し、その目標をゴールとしてさらに月単位に目標を分解して記載するシートです。私の場合はガントチャート風の表をA4用紙に作って、マイルストーンを置く形にしています。
同様に3ヶ月計画も、年間計画で各四半期ごとに設定したをゴールとして、週毎に分割した目標をマイルストーンを配置していくという形で分割していき、どちらも裏面に1年の振り返りや3ヶ月の振り返りを記入するようにしています。
3ヶ月計画は次の四半期になるタイミングで、使い終わったものはストレージに移して新しいものだけを手帳に残すことにしています。
月間カレンダー
月間カレンダーはPLOTTERの市販品を使っています。
メーカーは色々あるのですが、PLOTTERのは書く欄が大きいほか、うっすら入った2mmグリッドが個人的に好きで使いやすいです。
PLOTTERのバインダーに入れるので紙が薄いという条件も大事だったりします。
週間リフィル
週間リフィルとデイリーリフィルも「手帳で夢をかなえる全技術」の著者の方が会員サイトで配布されていたものに少し手を加えた形で使っているため、写真は割愛します。
以下の要素を含む形のリフィルにしています。
- 見開きで1週間分になる
- 役割ごとに1週間の目標を書けるようにする
- 見開きの半分は週間レフトのように1週間の予定を書き込む欄にする
- 今週の振り返り(良かった点、改善できる点)の欄を設ける
週間リフィルは見開きで使っているんですが、1ヶ月分で小冊子になるよう、月の表紙にあたるページに月間目標、裏表紙にあたるページに1ヶ月の振り返り欄を設けるようにしています。
そのこともあり、週間リフィルは1ヶ月分をPLOTTERのバインダーに綴るようにしています。
デイリーリフィル
デイリーリフィルも見開きで1日分としていて、入れている要素は以下のとおりです。
- 1日の行動予定(スケジュール)
- ルーティン行動のチェック欄 (Excelファイルの時点で予め記入しておく)
- タスク記入欄 (手書き用のタスク記入スペース)
- 今日達成すべきゴール
- メモ欄
- 今日の振り返り (良かった点、改善できる点)
デイリーリフィルは1週間分のみをPLOTTERのバインダーに入れているのですが、ストレージに保存する際には1ヶ月単位でINDEXを入れて小冊子状にするため、月初と月末の表紙に当たる部分には空白のメモページを作るようにしています。
まとめ
最近の手帳の使い方を書き下してみました。
基本的には「「手帳で夢をかなえる全技術」を読んでからのシステム手帳の使い方まとめ 」とほぼ同じ使い方ではあるんですが、PLOTTERのバインダーだけで全部済ませるような使い方になりました。
毎週リフィルを入れ替える手間はあるのですが、どのみち1週間毎に良かった点と悪かった点の振り返りは行うので、そのタイミングでリフィルを入れ替えるルーティンにすれば割と気にならない習慣になっています。
薄いPLOTTERのバインダーに価値観から1日の予定まで全部詰め込めているという状況は、やってみると結構気持ちが良かったりします。
手帳の使い方が変化したらまた書き出してみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。