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フランクリン・プランナーを購入。試しに購入したつもりが良すぎてメインになるかも。

こんばんは。

タイトルの通り、先日フランクリン・プランナーを購入してみました。

フランクリン・プランナーの存在は以前から知っていて使ってみたいと思っていたのですが、独自規格のバインダーを採用して他社のバインダーとの互換性を持たせないという点で個人的にイメージが悪く、敬遠していました。

ところが先日、東京駅の豊洲地下でフランクリン・プランナーの販売店を訪問した際、コンパクトサイズというサイズに限り、システム手帳のバイブルサイズと互換性があることを知り、試しに購入してみました。

メインで使用しているPLOTTERにフランクリン・プランナーのいいところを盛り込めないかな、というのが購入の動機だったのですが、思いのほかよくできていて、メインをPLOTTERからフランクリン・プランナーに変更しようかと迷う事態に陥っています。

ここでは購入したフランクリン・プランナーの良い点、残念な点などを書いてみたいと思います。

 

フランクリン・プランナーは「7つの習慣」を実践するための「第4世代手帳」

フランクリン・プランナーの「プランナー・ガイド」に収録されている説明を読むと、フランクリン・プランナーは「7つの習慣」を実践するための手帳として制作されたものとのこと。

プランナーガイドではフランクリン・プランナーを下の基準に沿って「第4世代の手帳」として定義しています。

プランナーガイド内で定義されている各世代の手帳は下記の通りでした。

  • 第1世代: やることを付箋などにメモしておく
  • 第2世代: 時系列で予定やタスクを管理する
  • 第3世代: 目標設定と優先順位付けをする
  • 第4世代: 役割や価値観、人間関係に基づいた行動計画

これを見ると、自分が使っているPLOTTERは第2世代、逆算手帳は第3世代、フランクリン・プランナーが第4世代ということでしょうか。

「第4世代の手帳」で検索してもフランクリン・プランナーしか出てこないので、言ったもの勝ちな気がしないでもないですが、7つの習慣を実践するためであろうスケジューラーの工夫は唸るものがあります。

今回購入したキット

購入したキットは、スターター・キットで、内容物は下の写真の通りです。

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スターターキットの外装と中身。バインダーキットと書かれていますが、中身をあとから追加してくれていました。
  • オリジナル・バインダー
  • 保管用バインダー
  • オリジナル・プランナー・リフィル (デイリー or ウィークリー)
  • マスター・フォーム・パック (価値観を整理するシート)
  • オリジナル・ワイド・ライン・ページ (ノートページ)
  • フランクリン・プランナー・ハンドブック (使い方のアドバイス帳みたいなやつ)
  • 使い方解説DVD

八重洲のお店だけなのか分かりませんが、スターター・キットは学割も利くようです。

以下に自分が感じた良い点と悪い点を記述していきたいと思います。

フランクリン・プランナーの良い点

価値観を整理できる

これはメーカー自身が「第4世代手帳」たる所以として謳っている部分ではありますが、価値観を整理するための解説・演習リフィルが収録されています。

これを自分で記入していく過程で自分の思考の傾向である「価値観」を考え、日常生活の中での「役割」の中で何を目標にしていくかを考える機会を与えてくれます。

ここで設定した役割の中で今週すべきことを「一週間コンパス」として毎週更新し、手帳のブックマークとして使用します。

この価値観の整理と日々の中で振り返りやすい工夫が個人的にはありがたいと思います。 

スケジューラは月ごと、週ごとに独立して抜き差しできる構造

フランクリン・プランナーは一ヶ月が4ページ (2枚) で構成されています。

1ページ目が今月記入した内容のメモ (過去のログを振り返るときの見出しとして使う)、2, 3ページ目が見開きのマンスリースケジュール、4ページ目が月次のターゲットとなるタスク記入項目です。

4ページ目以降にその月のデイリーリフィルかウィークリーリフィルを挟み、その後に翌月のマンスリーが続きます。

ここで、ウィークリーリフィルもマンスリーリフィル同様に、1週間が4ページで構成されていて、好きな週で抜き差しができるようになっています。

3ヶ月分だけをバインダーに入れて持ち歩ける

価値観の整理リフィルやノートページなどを入れて、かつマンスリーとウィークリーを通常よりも多くのページ数を要する配置で構成しているため、自然とリフィルの枚数が増えます。

ただ、前項で書いたように好きなところで抜き差しをできる構造なので、必要なページだけを持ち運ぶことができます。

フランクリン・プランナーでは前月分、今月分、翌月分の3ヶ月分を収納することを推奨していました。

この考え方は他の手帳でも流用できるかもしれないですね。

フランクリン・プランナーの残念な点

バインダーが分厚くなる

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これは購入した直後に思ったのですが、フランクリン・プランナーはPLOTTERを使用している自分にとってかなり分厚い部類に入ります。

以前はA5で厚みのある手帳を使っていたのですが、購入したコンパクトサイズのスターターキットに付属した25mmのバインダーはそれと同等の厚みがあります。

この25mmのリング径のバインダーでも、3ヶ月分のウィークリーリフィルを収納した状態で目いっぱいに膨らむので、ボリューム感は大きい手帳だと思います。

(フレームワークを紹介しているページなど、省略しても良いページがありそうですが、ここでは購入した状態で推奨されている使い方をした場合の厚みを指しています)

私の場合、現状では日常的に持ち歩くことを考慮してPLOTTERのバインダーを採用して使いやすくなったと感じていたので、この厚みに切り替えた場合に日常的に持ち歩くことができるかどうかが懸念材料です。

A5サイズと互換性がない

前述のデメリットです。

自分の場合、記入スペースを確保したくてA5サイズの手帳を使用しています。

フランクリン・プランナーにもA5に相当するクラシックサイズがあるのですが、A5サイズとクラシックサイズはリング穴の数が異なるため、互換性がありません。

フランクリン・プランナーで良いと思ったリフィルをA5サイズに移したり、また、A5サイズで使っていたリフィルをフランクリン・プランナーに移せないのはややストレスです。

価格が高い

ページ数が多い構成なので仕方ないのかもしれませんが、デイリーリフィルで約6000円、ウィークリーリフィルで約5000円です。PLOTTERがその半値以下で購入できることを考えると、やはり高価な部類かと思います。

ウィークリーリフィルを購入した後、デイリーリフィルも欲しくなったのですが、2つ揃えるには値段が高いようです。

双方のリフィルに同梱されるマンスリーページが重複するので、それを別にして価格が安くなったパッケージがあればよいのですが…。

 

フランクリン・プランナーはフォーマットが定まったバレットジャーナルという印象 

フランクリン・プランナーのガイドを読む限り、使い方は以下のように捉えています。優先順位の設定など、デイリーの細やか(ただし重要)な手順は飛ばしています。

  • マスター・フォーム・パックの演習に従い、自分の価値観、役割、目標を整理する → 価値観、目標を常に携帯する
  • マンスリーカレンダーを挿入する。(マンスリーカレンダーは4ページで1ヶ月)
  • 前月、今月、来月分について、各月のマンスリーカレンダーの後にウィークリーまたはデイリーリフィルを入れる → 必要となる直近分のみ、詳細な記述がリフィルを携行する
  • ウィークリー、またはデイリーリフィルの「今日」のページに一週間コンパスを差し込む → 週始めに今週の目標を設定し、見返せる状態を維持する
  • 予定、タスクを記入し、携行する → 平常運転の状態
  • 来月よりも先の日程で新たなタスクが発生したら、該当するマンスリーページの4ページ目(月次のターゲット欄)にタスクを書き込む → 先のリフィルが無いデメリットをカバー
  • 月が進む度にリフィルを交換していく。
  • 取り除くリフィルの中で、後々参照が必要になりそうな情報は各月の1ページ目に索引として「◯日: ◯◯を実施」という様な記述をしておく。→ 除去される情報のうち、重要なものを辿れる様に残しておく
  • 新たに挿入するリフィルに、月次のターゲットとして記載されているタスクを書き込む → 翌月の見通しになる

この手順を見たとき、私はバレットジャーナルの使い方に似ているなと思いました。

(バレットジャーナルに関しては使ったことはなく、本を読んだ程度ですが)

特に気に入ったのが以下の点です。

  • マンスリーページとウィークリーリフィルが4ページで1月と1週になっていて、各月のあとにウィクリーまたはデイリーリフィルを挟める点
  • 必要なリフィル以外を除去しても、残している月次ページにその月のターゲットを記述しておける点

この2点のおかげで、システム手帳なのにバレットジャーナルを使っているのかな?という様な感覚になっているのだと思います。

そして、その感覚は今までの使用感よりも良いというのが正直な感想です。

今使っているPLOTTERのリフィルは月間とウィークリーが別売りなので、各月の後にウィークリーリフィルを挿入するというのが難しい印象です。

また、その月のターゲットを記入するスペースも余白を活用しているため、サイズがまちまちです。

無理をすれば同様な発想の使い方ができなくもないけど、無理をしていて取りこぼしが発生しそうな印象であるというのが正しいのでしょうか。

逆算手帳が目的から逆算するのに対し、フランクリン・プランナーは現状から積み上げる

以前記事で書いた逆算手帳は、最終的な目標ややりたいことを先に設定し、そのために何をすべきかを逆算して最終的に今すべきことを割り出す、という手順をふんでいました。

逆算手帳は続きの記事を書けていませんでしたが、下書きをして目標から逆算していく手順がなかなか難しく、結構苦戦しました。

一方、フランクリン・プランナーは前述の通り、価値観や現在の自分の役割を通して目標を設定していき、そのために今必要な行動を決定していく印象です。

これは現在の状況、価値観から積み上げ方式で演習を進めていくことができるので、逆算手帳に比べて労力が少ない印象でした。

ただし、「最終目標をイメージする」という観点に立つと逆算手帳に分があり、一長一短というのが正直な感想です。

どちらも値が張るので両方を併用するというのは現実的ではありませんが、自分の価値観をあぶり出したいという方(就職活動の際やこれから進路を考えたいというような人たち)は両方を実践するとそれぞれの長所を享受できるかもしれません。

まとめ 

今は並行して使用し、PLOTTERの活用方法を改善させるためのアイディアが出ないか考えています。

ただ、フランクリン・プランナーの完成度が高くてアイディアを出してPLOTTERにこだわっているのが無駄ではないか、と思う瞬間が都度発生しているのも事実です。

PLOTTERの利点はその薄さにあり、スケジューラーとしての使用感に焦点を当てて分厚いフランクリン・プランナー比較するのは酷かもしれませんが、「常用する手帳をフランクリン・プランナーに変えてみようかな」と思わせられるほどの完成度にびっくりした、というのが購入から約一週間使ってみた感想でした。

価値観の整理も、逆算手帳とはまた違った観点で直近に意識すべきことに焦点を当てられました。すんなりと書き進められたので、私はこちらの方が好きかもしれません。

興味があるけどまだ使っていない、という方はぜひ一度試しに使ってみてください。

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