MacでExcelを使うためのハードルが高すぎるので、自分に1番合う買い方を比較してみた
以前はWindowsのPCを使っていたのですが、2010年後半ごろからメインのPCをMacにしました。
それ以来、2016年後半に一度MacBook Proに買い替えをし、かれこれ10年以上Macを使っています。
MacBookのトラックパッドがとんでもなく使いやすく感じて、それ以来すっかりMacファンなのですが、職場は常にWindowsなので仕事なんかはWindowsのソフトをよく使います。
特に仕事柄Excelを使うことが多く、計算方法の練習なんかをするのに家のPCでもExcelを使うことがそこそこの頻度でありました。
そんなときのためにOffice for Mac 2011を購入して長らく使っていたのですが、2019年のOSアップデートで使えなくなってしまいました…。機能的には2011で十分だったのに…。
更に、以前であればある程度の頻度でExcelを使っていたんですが、現状では転職に伴って使う機会がめっきり減ってしまいました。現状、手帳の自作リフィルなんかはNumbersで作成しているため、Numbersではカバーできない部分で数ヶ月に1度、Excelを使いたくなるという程度の頻度です。
それでも時々はExcelのVBAや反復計算、回帰曲線などの機能を使いたくなるので、今の自分にどういう選択肢があるのかを調べてみました。
サブスクリプション: 加入するほどの使用頻度ではない気がする
今主流になっているのはMicrosoft365 (旧称Office365) とやらで、月額1200円程度 (年間契約は12,000円程度) を支払えば常に最新のOfficeを使えるというもの。
例えば3ヶ月に1度使う場合で考えると、サブスクリプションに加入していたら "3,000円/回" と割高どころではない金額です。
使いたくなったときだけサブスクリプションに加入し、使い終わったら解約という使い方もあるのですが、それでも ”1,000円/回+契約・解約の手間" ということで面倒で、なにより使用開始までのハードルが上がります。
そして、「常に最新版が使える」という本来ならメリットとして働く点についても、長くPCを使い倒そうと考える私からすると「だんだんまともに動作しなくなる」というデメリットになりえる側面もあり、やや警戒感を持っています。
Macの場合、機能をフルで使える買い切り版の選択肢は2つ
サブスクリプションが高すぎる場合ソフトの買い切りとしてどのような選択肢があるかが気になります。
以下の要求を満たす条件で探してみました。
すると、上の要求を満たすパッケージは以下に示すたった2つしか無い状況でした。
Office 2019 Home & Business
こちらはExcelのほか、Word、PowerPoint、Outlookの4つが使えるパッケージです。
本来的には代表的なものが一式揃うこちらを使いたくなるんですが、お値段が38,284円 (Microsoft価格) と割高で、私程度の使用頻度では買うのを躊躇します。
1ソフトあたりの値段で割り付けると9,571円/ソフトなのですが、WordにPowerPoint…、果たして使うのだろうか…。
メールソフトはMacのメールで満足しているので、Outlookを使う見込みはありません笑
PowerPointなしのバージョンでOffice Personal 2019なるものが32,784円 (10,928円/ソフト) であるようなのですが、こちらはMac非対応のため購入が叶いません…。
Excel 2019
一方、こちらはExcel単体で購入するパッケージです。
こちらは使えるのがExcelのみで、お値段16,284円 (Microsoft価格) 。
どれを選ぶか比較する
表にして比べてみる
迷ったときは比べてみよう、ということで表にして比べてみます笑
ただただ個人的に迷っているだけだと表にしようとは思わないのですが、いざブログを書き始めると比べてみようと思えるのはブログを書くことの良い点ですね笑
買い切りの2つの他、iOSアプリを使えるというメリットが有るMicrosoft365も参考に加えて思いついた指標を列挙してみました。
|
Office 2019 Home & Business |
Excel 2019 |
Microsoft365 |
対応アプリ |
|||
|
Word |
ー |
Word |
|
ー |
||
|
ー |
||
|
ー |
ー |
|
iOSアプリ |
対応なし |
対応なし |
対応 |
価格 |
¥38,284 |
¥16,284 |
ー |
1ソフトあたり |
¥9,571 |
¥16,284 |
ー |
5年使用時単価 |
¥7,657/年 |
¥3,257/年 |
¥12,984/年 |
1ソフトあたり |
¥1,914/年 |
¥3,257/年 |
¥2,597/年 |
支払金額(5年) |
¥38,284 |
¥16,284 |
¥64,920 |
Office for mac 2011は2017年にサポートが終了していたみたいなので、とりあえず5年の使用を想定してみました。
使えるソフト数から1ソフトあたりの金額なんかも出してみましたが、個人的に参考にする指標としてしっくりは来ませんでした笑
Microsoft365はAccessとPublisherもあるようなのですが、Macには非対応とのことなので省略しました。Microsoft365はiOS版が使えるのが嬉しいんですが、いかんせんトータルで高いのがやっぱり気になりますね…。
使用する年数ごとに、1年あたりの単価で比べてみる
買い切り版を何年ごとに更新するかによってMicrosoft365の良さは変わる気がしてきたので、グラフを作って比べてみることにしました。
現実的には毎年新しいOfficeが出ることはないので1年更新というのはありえないのですが、とりあえず1年から5年でグラフを作ってみました。(Numbersで作りました)
なんだかグラフで見ると考えがまとまる気がするのは、右脳寄り人間ということなんでしょうか笑
- Excelしか使わないなら、圧倒的にEXCEL単体購入が安い
- WordとPowerPointを使うにしても、3年以上使うならHome & Businessが安い
- どうしてもiOSアプリが使いたい、OneDriveなどWebのオプションなども使いたいという状況なら、Microsoft365が選択肢に入る
- 仮に"使用するタイミングだけ月額でMicrosoft365を契約してすぐ解約する"場合でも、5年の使用を想定する場合、年3回以上使用するタイミングが発生するならExcelを単体で購入したほうが安い
こんなところでしょうか。
迷いどころはWordとPowerPointなんですが、この2ソフトのために1年あたりの増額を許容できるかどうかが分かれ目になりそうです。
自分の場合の結論はExcel単体購入
ウダウダ書いてきましたが、結局自分の場合はOffice for mac 2011の頃においてもWordとPowerPointをあまり使わなかったので、5年使用想定でも年間4,400円の差額をこの2ソフトのために払うという点が許容し難いという点が決め手になって、Excelがいいだろうという結論に至りました。
…この記事を書き始める時点ではまだ迷っていたんですが、表とかグラフとか作ってるうちに決まりました笑
店頭でExcel単体でも17,000円弱するという値札を見たときは尻込みしたんですが、去年1年間で3回以上Excelを使いたいタイミングは発生していた事を考えると、現状のままサブスクリプションを契約したり解約したりするよりはExcelを買ったほうが安いんですね。
というわけで私はExcelを単体で購入しようと思いますが、私のメモみたいなこの記事がMacユーザーさんでOfficeの購入を迷っている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。