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「エコミラー」という曇りにくい鏡の手入れについて

こんにちは、ザビリオです。

今年の7月ごろ、約4年ほど暮らした賃貸の住宅から引っ越ししました。

新しい住居はShaMaisonの2DKの住宅で、妻と2人ぐらしの生活です。

この引っ越した先の住宅に、タイトルの「エコミラー」なる鏡を具備した洗面台が置いてありました。

今回はこのエコミラーのお手入れに関して思うことがあり、ブログを更新してみます。

 

エコミラーとは

エコミラーとはTOTO社さんの製品で、お風呂の湯気などにさらされても曇りにくい鏡のようです。公式サイトにはエコミラーを特出しして説明したようなページは無いようなのですが、Q&Aの中に説明書の抜粋による説明がなされています。

qa.toto.jp

スイッチを入れると電気を消費して曇らないようにする鏡はちょくちょく見かけるのですが、このエコミラーは表面に施したコーティングにより、電力を使わなくても曇り止め効果を得られるということで、"エコ"なミラーであるということのようです。

表面のコーティングは"やわらかい"らしい

もともとエコミラーなどという種類の鏡があることは知らなかったのですが、エコミラーは下の写真のように己がエコミラーであることを強く主張するようなシールが貼られています。

f:id:Zabilio:20241002155618j:image

細かい字が多いのですが、書き下すと以下のようなところです。

【注意点】

  • この鏡には柔らかいコーティングを施している
  • 毛染め剤、洗顔料、化粧品、うがい薬、歯磨き粉などが付着したまま放置すると汚れが取れなくなる
  • 強く拭くと傷つく、剥がれる
  • かたい布、汚れた布、研磨剤入り洗剤、メラミンスポンジ、たわしなどで清掃してはいけない
  • 汚れると曇り止め効果は低下する
  • テープ・吸盤をつけるとコーティングが剥がれる

【お手入れ方法】

  • 付属の「エコミラーお手入れ用ふきん」または「ハンドタオル」「フェイスタオル」などのきれいな柔らかい布を使う
  • 5倍に薄めた無色透明の台所用中性洗剤(食器用)を必ず付ける
  • 軽くふく

お手入れにトライしてみる→惨敗

現実の手入れを考えると疑問が湧く

先のシールを見ると、"洗剤を必ず付けて"と書かれているのですが、洗剤を付けた布で拭いた後に乾拭きをしようとすると、たちまち注意書きを守れなくなると思いました。

シールには詳しく書けなかっただけで、説明書を見たら乾拭きのこととか色々書いてあるかなと思ったのですが、説明書や公式サイトの解説動画を見たかぎり、乾拭きはしてはいけないようでした。

jp.toto.com

動画を見ても、やはり洗剤つけっぱなしで放置するようですね。

jp.toto.com

私は普段鏡の手入れなど滅多にしないのですが、歯磨き粉の汚れですら放置すると跡が取れなくなるという脅し文句がやや恐怖に感じ、退去時に洗面台そのものの交換費用を請求されても怖いのでちゃんと手入れをすることにしました。

手入れに必要なものを購入する

注意書きに従おうとすると、色々と必要なものが有ることに気づきます。

  • 無色透明の洗剤 (我が家の洗剤は色付きでした)
  • 5倍に薄めるための計量カップ (料理用のものを使うのは気が引ける)
  • 作った希釈洗剤を貯めておく容器 (必要量だけ作るのが難しいため)

都度洗剤を作れば洗剤を貯める容器は不要かもしれないのですが、作る時間や余ったものを都度捨てるのがもったいないため、私は上記のものを100均やドラッグストアで揃えました

手順に従って拭く → 惨敗

洗剤を計量カップに入れ、その後水で5倍に薄めて容器に入れます。

その容器から、希釈した洗剤を専用ふきんに染み込ませ、ミラーを拭きます。

水を含んだ洗剤つきの布で拭くので鏡が泡だらけのままになるのですが、いったん乾燥するまで待ってみると、下の写真のような状態になりました。

f:id:Zabilio:20241002155805j:image

めちゃくちゃ汚いです。

自分の顔がモザイクが掛かったように見えます。

頭の中がクエスチョンでいっぱいになりながら、何度繰り返してもこの状態になるばかりでした。

公式の解説だけではちょっと情報が足りないと思い、ネットで検索してみることにしました。

ネットを調べるとみな苦労しているみたい

ネットで手入れ方法を見ていると、他にも苦労しているらしいX上の投稿が見つかりました。

■コーティング部分を除去して通常の鏡にしたという方

 

■エコミラーは買ってはいけないと注意喚起する方

 

また、ブログでエコミラーとの奮闘について公開されている方もいらっしゃいました。

■指定された方法で手入れしてもボロボロ剥がれてくる

ameblo.jp

 

初戦で惨敗した私も、同じ気持ちになりつつ更に情報を探しました。

界面活性剤が重要そう

前項で最後に紹介したブログを公開されている方の、奮闘記"4"の記事で、実際にショールームでメーカーの方に話を聞いたという内容が記載されていました。

ameblo.jp

個人的に大事だと思ったポイントはこちらです。

  • 洗剤によっては、5倍に希釈してもダメなものもある (洗剤の濃度)
  • 「ヤシノミ洗剤 台所用」がオススメである

「洗剤によるのなら説明書にそう書いておいてくれ」と思うのですが、ひとまずメーカーが言う"ヤシノミ洗剤"について調べてみました。

こちらの商品のようです。

family.saraya.com

リンクを貼ったブログ中では洗剤の濃度と記載されていましたが、TOTOの「エコミラーのお手入れ」ページの下の方には「台所用中性洗剤に含まれる界面活性剤が、くもり止め効果をより長持ちさせます」と書かれているため、この成分のことかなと思って比べてみました。

  • ヤシノミ洗剤: 界面活性剤16%
  • 私が使った洗剤: 界面活性剤32%

倍半分の違いがあります。

私の推測でしかありませんが、おそらく成分が濃いために5倍で薄めても鏡に残留する成分が多すぎて、曇ったような仕上がりになったのだろうと思います。

更に2倍に薄めてお手入れ→うまくいった

ここまでの情報で、更に薄めた台所用洗剤でエコミラーのお手入れに再トライしようと思いました。

一方、5倍希釈で容器いっぱいに希釈洗剤を作ってしまったため、10倍に希釈しようにも容器が足りません。

目分量で5倍希釈を更に倍に薄めてミラーを拭いてみることにしました。

すると、無事にきれいな状態にお手入れすることができました。

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表面に希釈した洗剤を残すことを前提とした手入れなので、私の塗り加減次第で塗りムラのようなものは残ってしまうのですが、逆に鏡を曇らせてしまっていた最初の状態からは見違えるようになってくれました。

特別キレイな状態が必要ではないので、OKにしようかなと思いました。

ただ、10倍に薄めるなどといったことはメーカーは公称していないため、希釈する濃度を変更するのはあくまで自己責任での範囲 (メーカーの指定するお手入れ方法から逸脱したお手入れ) になってしまうのかな、と思います。

濃度が鍵になっているのだとすると、メーカーの説明方法は本当に不親切だなと思います。

まとめ

今回、賃貸住宅に備え付けられたエコミラーという洗面台の手入れ方法について、自分なりに解釈した内容について触れてみました。

私はこの手順で手入れをしていこうと思っています。

  1. 界面活性剤16%を基準として、5倍に薄めた無色透明の洗剤を作り置きする (渡しの場合32%の洗剤なので、10倍に薄める)
  2. エコミラーお手入れ用ふきんに染み込ませ、全体を拭く
  3. 少しずつふきんを絞りながら水量を調整し、泡が少なくなるくらいの状態とする ※絞りすぎないようにして、湿った状態は維持する
  4. 乾いた後に仕上がりを確認しする
  5. ムラが許容できなければ2~3を繰り返す

一応これで気軽に手入れはできるのかなと思うのですが、そもそも汚れを放置すると取り返しがつかなくなるという点で、メンテナンスに時間や手間を割きたくない人には向かない鏡だなと思います。

また、電気代は減っても洗剤の費用は増えるため、自然には優しくてもお財布には優しくなさそうです。

今後、引っ越しで賃貸物件を探す際は、エコミラー物件なのかそうでないのか、という点も探すポイントに追加する必要があるなと思いました。

私と同じくエコミラーの手入れに困った方のご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。