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車の当て逃げ被害にあってから、修理完了するまでの記録

こんばんは、ザビリオです。

先日、郵便局に車を停めていたら当て逃げの被害にあいました。

幸い車体の傷は大したことのない程度だったんですが、目撃者のおかげで犯人を用意に特定できたこともあり、修理代を請求することができました。

今回、初めて当て逃げの被害にあって対応に困ったこともあり、被害と対応の内容を記録しておこうと思います。

他に被害に遭った方の検索にヒットでもして参考になれば幸いです。

発生した被害の内容と状況

目撃した人が教えてくれた

当て逃げは郵便局の駐車場に駐車し、10分程度の用事を済ませて戻ってきた際に確認できました。

「あんた、当て逃げされてたよ」

と、面識のない方から声をかけられました。さらにその方は続けてこう言ってくれました。

「私はこれから用事があってすぐに行かなきゃいけないんだけど、当てた車の写真撮っておいたから、このスマホの画面を写真で撮って警察に行くといいよ」

なんていい人なんだろうか…。

とはいえ私も用事があって急いでいたので、用事を済ませてからようやく落ち着いて考えられたという状況です。

すぐに振動で検知するドライブレコーダーが作動していないかを確認したのですが、大した振動ではなかったのか、ドライブレコーダーには何も写っていませんでした。

傷の状況

傷のある箇所を見てみるとたしかにフロントのバンパーに傷が入っていて、ナンバープレートも曲がっています。とはいえ小さな傷ではあるので、これは言われなければ気づけないレベルでした。

塗装も剥げているのでそこから錆びて剥離が広がるのも嫌ですし、そもそもナンバーの曲がりも気になります。

せっかく気に入って大切に乗っていたのに、当て逃げされて傷が入ったというのはモヤモヤします。

せっかく目撃者の方が写真まで撮ってくれていたので、被害としては小さいし手続きも面倒くさそうだけどちゃんと対応することにしました。

その場で対応したほうが良かったのか

あとになってから落ち着いて考えると、色々と気になり始めました。

  • その場を離れてしまったけど、警察に相談するなら現場を検証できない状況で取り合ってもらえるんだろうか
  • 当てられた車を持っていく形になるのであろうけど、そもそも発生後に車を動かしているので全ての傷が犯人によるものと認められるのだろうか
  • 仮に車を動かしてはいけないとすると、現在地の最寄りの交番に問い合わせるべきなのか、それとも発生場所の最寄りの交番にといあわせるべきなのか

よくわからないのでとりあえず問い合わせをしてみることにしました。

警察への問い合わせ~犯人とのやりとり

#9110に電話

警察に問い合わせるときは#9110だかを使うという記憶があったので、#9110について調べてみました。 

www.gov-online.go.jp

ざっくりこんな分類のようです。

  • 事件・事故など緊急性の高いときは110
  • 事故には至らず緊急性は高くないものの、相談したい内容があるときは#9110

どういう問い合わせをするのが良いかの相談からしたかったので、#9110で良いかなと思いまずはこちらに電話してみました。

対応してくれた方の話をまとめると以下の通りでした。

  • 当て逃げは事故
  • #9110では対応できない
  • 「当て逃げの被害を警察署に届ける」というのが必要な対応になる
  • 管轄の警察署の代表電話番号を教えるから、そこにかけて欲しい

「そうか、かすり傷ではあるけど事故なのか」などとシロート丸出しで認識を改めつつ、教えてもらった警察署に電話してみました。

警察署に電話

教えてもらった警察署に電話をしてみると、丁寧に対応してくれました。

  • 現場にいるかどうか (居ないと回答)
  • 当てられた車に乗ってそのまま警察署に来てくれれば、被害の確認と届け出を行う

そのまま車に乗って警察に向かうことにしました。

警察への届け出

届け出時に確認された内容

警察に到着すると、事故受付なるところに案内されました。

予め電話をかけていたこともあり、すぐに話を聞いてくれました。

やり取りした内容は以下の通りでした。

  • 免許証の確認
  • 事故の状況確認 (防犯カメラの有無をチェックしておけば良かったみたい)
  • 補足情報等確認 (目撃者の写真を提供)
  • 被害にあった車の写真撮影
  • 車検証確認
  • 自賠責の確認

なるほどと思ったのが、現場の防犯カメラがあるかどうかを確認しておけば良かったようです。

質問してくれていた「なかなかそこまで気が回る人は居ないですよ」と言ってくれたのですが、また当てられたときには気にしておこうと思いました。

目撃者の情報については「知らない人から伝聞で聞いた情報」ではあるので取り合ってもらえるかどうかが心配でしたが、最も有力な情報として該当するナンバーの車の所有者に連絡をとってくれることとなりました。

その後の対応について

届け出した後の対応について、以下のとおり教えてもらえました。

  • 基本的に自分は連絡待ちとなる
  • 警察が目撃情報の車のナンバーから保有者を確認し、警察から保有者に連絡をとってくれる
  • 当て逃げ犯が見つかった場合、こちらに連絡をして当て逃げ犯と連絡を取れるようにしてくれる
  • 警察は当て逃げ犯と被害者を結びつけたところまでで役目を終える
  • その後、修理をどうするかなどは基本的に当事者同士のやり取りとなる

基本的に当事者同士のやり取りになるというのがちょっとびっくりでした。

知り合いが事故をしたいたときに警察の方が間に張って対応しているイメージがあったのですが、それは現場に全員が居合わせているからやっているだけの話で、本来警察は当事者同士のやりとりには関与しないそうです。

当て逃げ犯との電話

ソッコーで警察から連絡が来た

警察署を出た後、状況を記録しておこうと思ってEvernoteに出来事のメモをとっていました。

すると、警察署を出てから2時間程度で警察から電話が。

「相手が見つかりました。●●さんという男性です。相手に連絡先をお伝えしてもよろしいでしょうか。」

展開早い!

写真の車の所有者を確認して電話をしたら、当人が認めたとのこと。

話すための予備知識が全然ない状況なのですが、とりあえず連絡先は教えて良いという返答をしました。

犯人から電話が来た

すると、その後まもなく犯人から連絡が入ります。

「コノ度ハ ゴ迷惑ヲオ掛ケシテ 申シ訳アリマセンデシタ」

と、テキストを棒読みするような格好で謝罪を述べています。

修理費の支払いなど事後のことはキッチリ対応しますという趣旨のことを述べていたのですが、声色で年下と見たからか途中で「ごめんねぇ」などと砕けた形を織り交ぜてナァナァな感じにしようとしているのが透けて見えて、不快なのでなるべく話したくないな、という印象でした。

「修理する会社に話をしたいので、持ち込む会社が決まったら相手を教えて欲しい」などと言っていたのですが、「そもそもあなたと修理を担当する会社が直接やり取りするものなのかも含めて確認して折り返す」と伝えて電話は終了しました。

ディーラーとのやり取り

修理までのやり取りのパターン

犯人と連絡がついたので、ディーラーに電話をしてみました。

私が依頼をしたディーラーでは、「修理はあくまで私とディーラーの契約なので、ディーラーは犯人との直接のやりとりはできない」というのが原則となるようです。そのため、犯人からのお金の回収は私が直接行うこととなるようです。

やり取りとしては"犯人が自腹で支払う場合"と"保険を使って保険会社が支払う場合"の2パターンが考えられるみたいです。

保険会社が支払う場合

犯人が保険を使い、保険会社が支払うパターンです。

  • 修理会社 (今回はディーラー) に見積もりを依頼する
  • 犯人に金額を伝達
  • 犯人が保険会社に伝達
  • 保険会社が修理会社に金額を支払い
  • ディーラーに修理を依頼
犯人が自腹で払う場合

犯人が保険を使わず、自腹で支払う場合です。修理代金が安い場合は月々の保険金が上がるのを避けるために保険を使わないほうが良いパターンも有るため、自腹で払う場合もあるそうです。

  • 修理会社 (今回はディーラー) に見積もりを依頼する
  • 犯人に金額を伝達
  • 犯人から代金を徴収
  • ディーラーに修理を依頼

ここでは代金を徴収してディーラーに修理を依頼としていますが、私がお世話になっているディーラーさんの場合は犯人からディーラーの講座に直接お金を振り込ませても良いということでした。

犯人が自腹で払う場合は、犯人とのやりとりが増える

2パターンあるのですが、自腹で払うパターンが犯人とのやり取りが増える分少し面倒になるみたいですね。

まずは見積もりが必要なので、車をディーラーに持ち込み、見積もりをしてもらいました。

もらった見積金額を伝えたところ、犯人が自腹で払うことを選択したため、犯人から打金の徴収が必要になりました。

電話口での相手の態度が良くなく、直接会うのが嫌だったため、見積書と振込用紙を郵送しました。(切手代要りました…)

ちなみに、「口座に振り込むように」とお願いしておいたのに、犯人は直接店舗の窓口に支払いに行ったようです…。

修理

お金が払い込まれてから修理までは意外と時間がかかって、2週間ほど要しました。

ナンバープレートが曲がっていたので、実際に持ち込む前に申請が必要だったためと思われます。

修理そのものは1日で完了するボリュームらしいのですが、ナンバープレート交換のためには陸運局に古いナンバーを持ち込み、新しいナンバーと交換してもらう必要があるらしく、交換は平日でなければできないとのことでした。

私は平日の営業時間内にディーラーへ行くことができないため、日曜日の晩に車を預け、翌週の土曜日に車を回収して、ようやくひと段落することができました。

まとめ

今回、不意に当て逃げ被害にあったのですが、幸いにも目撃者の方が情報提供してくれて、無事修理まで完了することができました。

その際、当て逃げ発覚してから修理完了するまでの流れは以下の通りでした。

  1. 当て逃げを確認
  2. 警察に通報
  3. 現場の状況を確認
  4. 警察が犯人特定 (当て逃げだとここが難しいことが多いようです)
  5. 犯人と連絡、調整
  6. ディーラーで修理費用確定
  7. 犯人から修理費用徴収
  8. 修理

私の場合、この一連の流れが完了するまでちょうど1ヶ月と1週間かかりました。

金銭的には特に被害を被ることはなかったのですが、犯人との調整や車の修理など、そこそこの時間を持っていかれたので結果的にはマイナス以外の何者でもありませんでした。

その上に相手側に反省の色もなく、「お金払ってやるから、あとは適当にやってよ」ぐらいの対応だったので、無駄にストレスが溜まる時間でした。

とはいえ今回の一連の出来事のおかげで初めて事故扱いの出来事を経験できたので、良い経験をしたと思いたいと思います。

今回は「起きたことの記録」という点で更新しましたが、他の方の参考になれば幸いです。また別途「こうすればよかった」という点にフォーカスした内容で記事を書こうかと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。