OmniFocus3のMac版をダウンロード。iOS版との併用が必要かどうか考えてみた。
こんばんは、Zabilioです。
OmniFocus3のMac版が今年の10月ごろには既に発売されていて、私もその頃に購入していました。
購入して少し使ってみたら使ってみた感想をアップしてみようと考えていたのですが、10月はじめから社畜と化している間にレビューをまとめることをすっかり怠けてしまっていました。
遅ればせながら使用した感想なんかを書いてみようと思います。
OmniFocus2から新しくなった点
更新された点は、The Omni Blogの以下の記事に記載されています。
挙げられているのは下記の項目です。基本的にはiOS版と同様の変化です。
タグを複数設定できるようになった
OmniFocus2まででは一つしか設定できなかった「コンテキスト」が「タグ」に変更となり、1つのアクションに対して複数個設定できるようになりました。
このおかげで、GTDの処理として、各アクションに対して「次に取るべき行動」「いつかやる」「連絡待ち」「保留」「参照資料」といった状態をタグで割り振った上で、タスクを実施できる条件(「電話」「自宅」など)を同時に設定できるようになりました。
「OmniFocus3を購入しました。OmniFocus2から新しくなった箇所の使ってみた感想を書いてみいます。」でも触れたとおり、自分にとってOmniFocus2の最も大きなネックはコンテキスト(タグ)を1個しか設定できないことであったため、iOS版に続いてMac版でも同様の編集になったのは嬉しい変更点です。
Forecastのデザインが変更になり、カレンダーに登録されている予定も期限順に並ぶ
これもOmniFocus2で「なぜこうなった?」と感じていた点です。
期限を設定したアクションが順番に並んでくれるForecastの画面にはOmniFocus2の頃からカレンダーアプリに登録されているスケジュールが表示されていました。
ところが、そのスケジュールは一日の表示範囲の下の方にまとめて表示されていて、アクションの期限とカレンダーのイベントの前後関係はひと目見ただけではわからないような表示となっていました。
OmniFocus3では、期限が設定されたアクションとカレンダーのイベントが同一のリストに並んで時間順に表示されるため、その日に対処する順番がわかりやすくなっています。
繰り返しタスクの設定が簡単になった
繰り返しタスクを設定する際、より詳細に繰り返しを設定できるようになりました。
以前は「完了日から起算して○○日」、あるいは「設定した期日から○○日」というような設定だったところが、「毎週○曜日」「毎月○○日」という設定ができるようになっています。
地味なように感じますが、結構重宝します。
例えば毎週火曜と木曜日に繰り返したいアクションを作る際、火曜日と木曜日が期限のタスクを各1個作成し、それぞれ1週間ずつ繰り返しとしていたところが、「毎週火曜と木曜繰り返し」とする1つのタスクで設定できるようになりました。
デザインが変更になって、(少しだけ)見やすくなった
地味なところですが、ウィンドウの左側(パースペクティブを切り替えると変わる範囲)の背景色が黒になりました。
少しだけ見やすいです(笑)
OmniFocus3のMac版を使ってみた感想
iOS版のOmniFocus3が公開されてから、暫くの間新機能に対応していないOmniFocus2のMac版は使用していませんでした。
「OmniFocus3を購入しました。OmniFocus2から新しくなった箇所の使ってみた感想を書いてみいます。」でも触れましたが、iOS版でも階層的にタスクが構成されているプロジェクトを一画面で一覧できるようになりました。
このおかげでiPadがあればiOS版だけでもプロジェクトの管理がかなりやりやすくなり、正直、iOS版だけでもいいんじゃないかと思える程度になってきていました。
とはいいつつも、OmniFocus2のときは圧倒的にMac版のほうが使いやすいと感じていたため、Mac版の購入をためらいつつも決行しました。
ダウンロードしてみた結論は、やはりMac版は使いやすいです。
ここでは、先行して公開されていたiOS版に後追いでMac版を追加して使ってみた感想を書いてみようと思います。
Mac版の長所
個人的に感じているiOS版に対するMac版の長所は下記の通りです。
ドラッグアンドドロップで複数のタスクを整理するのに便利
iPad + iOS版での操作性が良くなったとはいえ、複数のタスクを移動・編集するのはタップ数が多くなり、なかなかストレスでした。
一方、 Mac版ではドラッグアンドドロップで直感操作ができるため、移動にかかる時間が大幅に少なくなります。
自分で書いていて当たり前の様に感じますが、消費する時間が少なくなると見直しの頻度も増えるため、結果的に大きな利点である気はします。
フォルダでプロジェクトを仕分けるときはMac版が便利
iOS版でプロジェクト内のタスクが階層分けされていても一覧できるようになったのですが、 プロジェクトそのものをフォルダで仕分けている場合は相変わらず上の階層まで戻る操作を繰り返したあと、所定のフォルダまで再度選択し直す必要があります。
一方、Mac版はフォルダも含めてすべてのプロジェクトを一覧できるため、プロジェクトやタグの管理が圧倒的に容易です。
Mac版の短所
あまりないのですが、個人的に考えるのは下記です。
Macがないと操作できない(携行性が悪い)
そもそもiOS版はこの短所をカバーするためのもののような気もするのですが、このデメリットがMac版の購入を躊躇する最も大きな項目でした。
仕事でもMacを使っていれば、日中でもMac版を使って即時タスク管理ができるのであろうと思うのですが、Windowsを仕事で使っているとMac版の出番が少なくなってしまいます。
職場がWindowsで縛られていて帰宅が遅くなってしまうと、Mac版に触れられる時間はそう多くありません。
このデメリットを越えられる価値を先に挙げた長所の中に見いだせるかどうかが、購入をするかしないかの判断基準となりそうに思います。
まとめ
OmniFocus3を購入したので、前のバージョンから変更になった点を記載してみました。
機能的にはiOS版のOmniFocus3に追いついた、というところですが、下記のとおりです。
- タグが複数設定できるようになった
- Forecastが見やすくなった
- 繰り返しタスクが設定しやすくなった
- デザインが(少しだけ)見やすくなった
先行してiOS版が発売されており、Mac版が発売されるまでの間iPad + iOSでタスクを管理していたところ、以前に比べてかなり快適に操作ができるように感じていました。
その中でMac版を購入したため、購入する必要があったかどうかを考えるために長所と短所を記載してみました。
[長所]
- ドラッグアンドドロップで複数のタスクを管理しやすい
- フォルダ分けされたプロジェクトを管理しやすい
[短所]
- Macがないと使えない(携行性が悪い)
iOS版が使いやすくなったとはいえ、Mac版を使ってみると操作性では圧倒的にMacが扱いやすいと改めて感じました。
一方、渡しの場合は職場のPCがWindowsであるため、Mac版に触れられる時間がそもそも短いため、購入価格を考えると使い切れているかどうかはやや疑問が残るところです。
- 職場のPCがMacで、OmniFocusを常時使い倒している。
- 職場のPCがWindowsだが、家でMacを使う時間がそれなりに長い。またはMacを使う時間は短くとも家にいる時間にOmniFocusを必ず操作している。
- iPadを持っていない(iOS版はiPhoneのみで使用)。
上記に当てはまる場合なら、Mac版を使ったときに得られる効果が大きいのかなと感じました。
個人的な感想なので、同じようにMac版を買い足すかどうか迷っていらっしゃる方のご参考に慣れば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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